Sガードクロス

防火シャッター危害防止装置

Sガードクロスとは

Sガードクロスは、電気を使用しない方式の防火・防煙シャッター用危害防止装置です。
シャッター本体の下部(約40cm)とSガードクロスを交換するだけで、万が一挟まれても安全を最大限確保し、容易に抜け出すことが可能となります。

下の右側写真の白いスクリーン部分が、Sガードクロスです。
写真スクリーンはサンプル用で、実物とは色が異なります。
危害防止装置設置前挟まれたら危険です。死亡事故になることもあります。

Sガードクロス設置後挟まれた人には、軽量な耐火クロススクリーン(座板付)が乗るだけです。
抜け出すことも簡単です。

挟まれても安全で容易に抜け出せます

シャッターが降下中で、挟まれる直前です。シャッターが降下中で、挟まれる直前です。

挟まれた状態です。ストッパー機能により、シャッター本体は途中で止められて、軽量な黄色い可動パネルが人の上に乗るだけです。挟まれた状態です。
ストッパー機能により、シャッター本体は途中で止められて、軽量な黄色い可動パネルが人の上に乗るだけです。

体を起こして、これから抜け出します。手を使って、黄色い可動パネルを持ち上げています。パネルは軽いので、手で簡単に持ち上げて簡単に抜け出せます。
手を使わずに、そのまま這い出すこともできます。体を起こして、これから抜け出します。手を使って、黄色い可動パネルを持ち上げています。パネルは軽いので、手で簡単に持ち上げて簡単に抜け出せます。
手を使わずに、そのまま這い出すこともできます。

簡単に抜け出せました。スクリーンを放せば、スクリーンは自重によって床面まで降ります。簡単に抜け出せました。
スクリーンを放せば、スクリーンは自重によって床面まで降ります。

Sガードクロスが

支持されるポイント

製品機能国土交通大臣認定を取得している製品です。シャッター本体下部40cm位を改良するだけで機能する危害防止装置なので、 シャッターの設置環境に左右されずにほとんどのシャッターに取付けが可能です。従来不可能だった温度ヒューズ方式のシャッターにも、煙感知方式へ移行することなく設置ができ、シャッターの方式を変えること無しにほとんどのシャッターに取り付けられるようになりました。

コスト設置の時に、電気工事やこれに伴う天井工事が不要なので、
イニシャルコストが大幅に低減されました。
電気代も非常用バッテリー代も不要で、消耗品も無いので、
ランニングコストが不要です。
壊れにくく故障もほとんどないのでメンテナンス費が低額です。
施行の作業効率  既設シャッターに設置の際、電気工事やこれに伴う大掛かりな天井工事が不要になったことで、設置工事で短工期が可能になりました。
設置後の管理のし易さ  電気を使わずに機能する仕組みで、停電時などの設置工事で短工期が可能電気的故障が無く
Sガード自体の構造が非常にシンプルなのでトラブルも希少で、メンテナンスも容易です。

Sガードクロスは経済性に優れ、環境に優しいエコ製品です

電気を使わないシンプル構造のSガードクロスだからこその特長!
電気式より以下の点で優れています。

イニシャルコストを安く抑えられる

電気工事費

電気式は約67,000円必要 (※装置1台につき)なところ
ガードは0円!

シャッター工事費

電気式に比べて
約2割〜5割のコストダウン!

ランニングコストが掛からない

ランニングコスト

電気式は1台1年あたり約23,000円必要 (※台数分の出費が継続)なところ
ガードは0円!

設置後の管理が極めて容易

管理面

電気式とは違い、バッテリーを使用しないのでバッテリー交換の管理不要!
バッテリー切れによる機能不全の心配無し!

工期短縮に貢献し、施工が安全・安心です

工期

既存シャッター本体の下部40cm位を改良するだけで機能する危害防止装置なので余計な工事が不要!

電気式危害防止装置とSガードクロスの比較表

Sガードクロス 評価 電気式(記載経費は1台当たり) 評価
電気工事 不要 バッテリー充電用に専用回路代が1台毎に約67,000円必要 ×
天井内工事 不要天井内外の粉塵飛散無し 必要 ×
下部手動シャッターへ設置時の
シャッター改造工事
不要 開閉装置・シャフトなど交換必要、大掛かりな天井解体等の
工事が必要
×
ヒューズ式シャッターへ
設置時のシャッター改造工事
不要 煙探知機・防災盤の設置が必要 ×
工期 標準設置工事は約1時間/台
夜間工事でも短工期で作業完了
標準設置工事は約3時間/台 更に防災盤との連係が必要 ×
メンテナンス 点検を3年に1度程度推奨 点検が年1〜2回必要 約7,000円/1回 ×
ランニングコスト 不要待機電力無し 電気代約1,000円/1年
バッテリー交換(5年毎) 25,000円/5年
中継器交換(10年毎) 10万円/10年が必要
×
温室効果ガス (CO2) 無し 約18kg/1台/年間 ×
管理(防犯)シャッターへ設置  別途防犯パーツが必要 ×

*評価は弊社調査における施主様の多数意見を反映 ○:評価する ×:評価しない △:どちらともいえない

Sガードクロスを取り付けても、もちろん防火・防煙シャッターの
機能を損なうことはありません。

シャッター全閉時

シャッター全閉時

Sガードクロスが床面まで降りて、防火・防煙機能を果たします。

シャッター全開時

シャッター全開時

Sガードクロスは天井に納まります。(ストッパーの一部は露出します)
※シャッターの年式・設置状況により天井面一杯まで上がりきらずに、下がるものも一部ございます。
この場合、必要に応じて化粧パネルを取り付ける等対応しています。

スクリーンが折り重なる仕組みになっており、スクリーン高さが45cmから25cmに収縮されて、シャッターボックスに収納されます。

仕組み

構造Sガードクロスは大別すると、スラット受台と耐火クロススクリーン(座板付)の2つから構成されています。

機能それぞれの機能は、以下の通りです。

スラット受台

シャッターが降りてきても、シャッター本体の荷重が
人に全く加わらない安全な空間を確保するためのものです。
シャッター本体に取り付け固定した門型のスラット受台(厚さ6mmの鋼板)でシャッター本体を床から高さ約30cmのところで止めます。
両サイドはつっかえ棒の役目をしています。
(スラット受台の両サイドはレール内に納まっています)
スラット受台

クロス(可動式)

スラット受台がつくり出した空間を人の安全を損なわないようにふさいで、火や煙を防ぐためのものです。
スラット受台とは別に、シャッター本体下端に上下に伸縮できる耐火クロススクリーン(座板付)が取り付けてあります。
シャッター降下時、床に障害物があれば、スクリーンの伸縮により以下写真の動作をします。
スクリーンは手でも簡単に動かせる位軽量です。だから、挟まれても安全で抜け出すことも簡単なのです。
スクリーンを持ち上げて抜け出した後は、手を放せばスクリーンは自重で下って全閉します。
クロス(可動式)

人が挟まれた時に人が受ける荷重は、耐火クロススクリーン部のみの荷重です。この機種の最大重量(間口5000タイプ)は15kg以下です。この結果、圧迫荷重は最大でも150N(ニュートン)以下となりますので、安全性能の高い装置です。

Sガード(鋼製パネルタイプ)と
Sガードクロス(耐火クロスタイプ)の特長

Sガードの特長

Sガードの特長

Sガードは鋼板製で耐久性に優れ間口11mまで設置可能です。

Sガードクロスの特長

Sガードクロスの特長

Sガードクロスタイプは、間口幅5mまで設置可能です。

施主様の機種選択の傾向とは?

鋼製パネルタイプとクロスタイプの販売実績を比較すると、当社販売実績の9割が鋼製パネルタイプです。
※比較は新機種であるクロスタイプが登場した時点からで、これより以前に販売された鋼製パネルタイプの実績は含まれておりません。

この圧倒的採用率の理由は 耐久性能が良いことです。
防火シャッターと同等の鋼製材質なので耐久性が防火シャッターと同等であり、これはクロス製より抜群に優れています。

クロスタイプのメリット

その他1割の施主様が選択している耐火布製クロスタイプのメリットは、Sガード鋼板タイプと比較しますと、座板部が布製のため、軽量あることです。また収納時はクロス部分が折り重なり、殆どのシャッターボックス収納されます。